香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

香港デモ~英政府’自由は大切’、中政府’内政干渉だ’~

香港政府と学生達との話し合いが来週中にも行われると新聞にも大きく掲載されました。今回は必ず開かれると思います。大学の校長が間に立って調整が行われると言うことですが、さてどのような展開になるのでしょうか?

 

私の個人的意見としては悲観的です。

なぜならば、中国政府が既に「話し合いの場を設けた事は、我々として十分譲歩している」と述べているので、これ以上の展開が望めるとも思えません。

 

f:id:kaori_neko:20141017131833j:plain

とある記事に、英国政府が「香港人は、1997年以前にも持っていた個人、言論、集会等の自由の権利がある。『中英連合声明』は守られるべきだ」と述べています。

「中英連合声明」がまさに「一国二制度を原則とする」と明記されています。「中国は社会主義制度を香港特別行政区に対し施行してはならない」とも書かれています。

(中英連合声明:http://www.cmab.gov.hk/tc/issues/jd3.htm

英政府の発言に対し、中国政府外交部は「言動を慎むように」と言っています。「何度も言っているが、香港の事は中国の問題である。外国の政府には干渉する権利などない」といい切っています。

(だったら、靖国参拝は遺憾だ!の発言は?と思いますけれど。。)

 

今度の話し合いが必ず行われると思う理由ですが、C.Y.梁が10月12日に広州に行っています。そこで中央港澳工作協調小組(中央香港マカオ調整担当部門)のトップ張徳江に会ったと言われています。

中国に行ってきたという事は、デモ隊にどう対応すべきか対応策を授かってきたのでしょう。

 

中央のこの部門ですが前期のトップを務めたのは、あの「習近平」です。中央のトップは香港を知り尽くしています。香港は中央の影響をかなり受けているのがここからも伺えます。

 

http://overseas.blogmura.com/

↑ポチッとよろしくです。