香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

武漢肺炎について。今の日本にできること。

私がずっと注目してる中国人弁護士:陳秋實。

 

彼は公平公正、そこから来る正義をとても大切にしている人で「なぜ香港でこんなデモがおきるのか。貧富の差が原因の一つと言われるが、本当のなのか?」と自分の目で確かめるべく、2019年8月に香港デモを取材。案の定(?)強制送還を喰らい、その後は中国当局から、彼のあげた投稿を故意に順位を落とされたり(ネット民の反応が全くないのですぐわかるそうです)、彼の名前や写真があると削除されたりと色々嫌がらせを受けているそうです。(今はyou tubeやtwitterで情報を拡散しています。)

 

現在、武漢で取材を敢行。おおよそ1週間が経ちます。日本への訴えがあります。

 

「今回、206名が日本に帰ったけど、是非全ての人を対象に検査してほしい。何人かかったか比率が知りたい。比率がわかれば、武漢でどのくらいの人がかかってるか予測できる」

 

彼の様子の変化から、武漢の緊迫感がひしひしと伝わってきます。行った頃は元気だった彼も、たった1週間ですっかり疲労困憊。精神的ストレスがひどく、完全にやつれ切っています。

 

陳さんによると、武漢では全ての物資が不足していますが、特に「検査キッド」

今の武漢は病院のベットは全く足りておらず、廊下やトイレまで寝るのは当たり前の世界のため、新型肺炎だと確定されるまで病院に行けません。

 

それを判断するキッドが完全に足りないとのこと。

陳さん曰く「この前、何かの記事で天津に1万個あるって読んだけど、武漢の人口は1,000万人以上いるのに足りると思う?」と指摘。そのため今回、日本に帰った人達全員に対して検査をしてほしい。」

 

武漢市民の中には「春節だったから友達や家族と過ごした。その後から咳や熱が続いている。病院に行っても人手不足でどうにもならないし、肺炎と確定したら友達や家族はどうなるんだ。とにかく不安でたまらない」と訴える人もいたようです。

 

全ての物資、人手が足りないため、人々の心は不安に陥っている様子です。

今や武漢では記者さんも不足していて多くの情報を入れるのが難しいようです。香港の記者もいたようですが、会社命令でホテルから一歩も出るなと言われ、この5日間、何の取材も行えていないそうです。他のメディアにあっても、かえって「あなたを取材したい」と言われ、一人ぼっちで取材している気分になり、やりきれない気持ちになっている様子。

 

そして陳さんも「胸が痛い。ストレスのせいだと思いたいけど、日本でバスの運転手ですら肺炎になった。僕はこの1週間、前線にいる。もしかしたら… という不安が消えない」と語っていました。

 

帰国者の感染比率がわかったら是非公開してください。

 

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