香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

革命家と落ち武者(戦う香港)

ここまで、いかに清朝に対する革命家達が香港を

よりどころにしてきたかを滔々と申し上げました。

 

中国国内がゴタゴタするたびに、香港の人口が増えました。

みなさん、安全な場所を求めて、落ち武者のように逃げてくるのですね。

 

それを受け入れる香港。

 

反政府思想の人間や、もっと自由に生きたい人が

流れてきて、形成されたのが香港なのかな、と思います。

そして、今の香港人はその子孫。

皆様、何気に反骨精神が旺盛なのです。

 

今や香港は「中国だ」と言う声も聞かれますが、そう簡単ではありません。

自由を愛し、理不尽な政府に怒りを覚えた人々をご先祖として持つ方々ですから。

 

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この辺りのネタはありすぎるので、今後のお楽しみに。

 

私事ですが、私、実は「落ち武者」です。

過去に、上海と広州に住んでいた事がありますが、

耐えきれず、香港に流れてきました。

 

香港と中国大陸は色々な意味で違うな、と感じます。

 

「我係香港人!」(私は香港人なんだ!ーつまり大陸人とは違うと言いたい)

 

と叫ぶ、香港人の気持ちが分かります。

でも、もう中国の一部。イギリスが残してくれた「一国ニ制度」も

期限がありますよね。

 

「我係香港人!」という言葉を聞くたびに、どことなく切なさを感じます。

香港の歴史を通して、香港という場所、香港人のアイデンティティーを

理解していきたいと思います。

 

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