香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

ダウン。。。(香港的漢方生活)

不覚にも風邪でダウンしました。。

声がまったくでないなんて、本当に久しぶりです。

そんな時はいつも、ここに来ます。

中医(漢方医)です。

 

私が診ていただいている「孟鋭」先生は大学でしっかり勉強され、

深い知識があり、とても信頼できる方です。

 

ちなみに私は彼女と一緒に働いていた事もあり、彼女から中医学(漢方)の

基礎知識、考え方、中薬(漢方薬)の特性などをみっちり教えていただいた

師匠でもあります。

 

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なぜ、そんな事を言うかというと、香港は10数年前にようやく免許制になりました。

それまではファミリービジネス。

知識があまりなくとも、漢方薬の煎じ薬を作ったり、患者さんを診たりできちゃったのです。

中国大陸では、もちろんきっちり大学があり、西洋医と同様、みっちり勉強し、

資格を取るのです。

 

さて、皆さん、漢方って「ゆっくり効くんでしょ?」と思っていませんか?

NOOOO!!!! 

実は風邪なんかでは非常に即効性があるんですよ!

 

今回も孟先生に「煎じ薬と錠剤、どっちにする?」と聞かれましたが、

もちろん「煎じ薬」でしょう!

だって、オーダーメイド。私の症状に合わせて、生薬を選び、量も調整

してくださいます。

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漢方の良い所は、オーダーメイドで処方してもらった場合、

「まだ風邪が残ってるかも?」という感覚がありません。

完全にスッキリするんです。

 

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(↑黒いのはごぼうの種)

 

今回飲んだお薬は、いつもほど苦くありませんでした。

確かに症状がいつもとちょっと違っていました。

「今回のあんまり苦くないね。」と聞きますと、

「そうよ、今回の風邪は『寒』があるから。『葛根』が入ってるわよ。」

(「寒」は中医用語です。説明はいずれの機会に。

 「葛根」は、あの「葛根湯」の葛根です。)

 

ちなみにその他理由に、

「喋り過ぎよ。しっかり水も飲みなさい。」

ふふっ、口から産まれた女ですから。

 

いつもより飲みやすいとは言え、苦いお薬。

「良薬口に苦し」

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飲んだ後、甘い味付けプラムで癒されるのでした。

 

さすが、オーダーメイド! 

効きが早いです。

飲んで、一眠りしたら、かなり楽になりました。

 

 孟鋭中醫醫館

中環租庇利街9-11號

富興大廈8樓801室

TEL: 2394-1668 (広東語・普通語)

 

 

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