香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

これはレア物!盂蘭盆会。(非物質文化遺産@香港)

タイトルにもあるように、「無形文化資産」の事を、

香港では「非物質文化遺産」と呼ぶようです。

なるほど。日本語もそのままだけど、広東語はもっとストレート。

物質だなんて。ある意味、本質をついているのでしょうか?

 

ラッキーな事に、今年は盂蘭盆会の行事を見る事ができました。

(香港人のお友達にも『見た事ないけど、ここどこ!?』と聞かれました。ふふっ。)

 

盂蘭盆会は、「潮州人が4、50年前に伝えた」と言う意見が多いようですが、実際は水上生活者、広東人など、その地域毎によってあり、どこが「元祖だ!」とかはないようです。

 

また、仏教バージョンと道教バージョンがあり、儀式の進行の仕方、道具の置き方などが少しずつ違うようです。

 

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道でお祈りをした後、移動する道士。

にぎやかな街を道士が、伝統的な音楽とともに移動。

なかなかオツです。

 

(動画はこちら!http://www.youtube.com/watch?v=8mS4dWY8ooc

 

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ちなみに「何とか『天尊』」と道教になるそうです。

道士様が思いっきりお祈りしていますので、今回はどう見ても道教ですね。

(お祈りが書いてあったのですが、その中にも「天尊」の文字が入っていました。)

 

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道教では

「天官賜福、地官赦罪、水官解厄」(天官は福をさずけ、地官は罪を許し、水官は厄を祓う)

と言われ、この盂蘭盆会の(あの世の門が開く)この時期に飛び出してきた、孤独な餓鬼(魂)に功徳を行うと、地官がちゃんと見ていてくれ、犯した罪を軽減し、早く輪廻から脱出できる、と。

また、それは親や祖先への恩返し(と言うのかな?)ともなる、と言った具合だそうです。

 

まぁ、良い事はいたしましょうか。

 

今日は旧暦7月24日。

夏もそろそろ終わりです。

 

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