香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

月餅(香港お月見事情)(その貳)

さて、前回は奇抜な言い伝え(?)をご紹介しましたが、今回は真実と思われる内容をご紹介しましょう。

 

まず月餅は現在においては、お互いお世話になっている方に感謝の意を表す贈答品です。

昔は「月の神にお供えする物だった」とか、「皇帝に献上する物だった」などとあり、

それから一般庶民に広がったとする節が主流です。

 

月餅の始まりは周時代(紀元前1046年頃~)にその紀元があるとされています。

その時は胡麻やクルミ餡で出来た丸いお団子のようなものだったとか?

 

それから特に変化もないまま、唐の時代(7~10世紀前半)まで下ります。

やはり「蓮容(蓮の実のあんこ)」は中国でも広州(華南地区)で作られるもので、広州には‘蓮容第一家‘(蓮容ならここが元祖)と呼ばれる「蓮香樓」と言うレストランがあり、そこで始めて「蓮容月餅」が作られ、馬鹿ウケしたようです。(この段階ではまだ「黄身」はありません。) 

 

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「蓮容蛋黃月餅」

黄身入り月餅が登場するのは、何と結構最近。

たった50年前に登場したという人もいれば、1899年からだ、という人もいます。

どちらにしろ、前回述べた「武則天」は関係なさそうですね。

 

月餅も常に進化していて、ここ10年くらいでは、ハーゲンダッツやStarbucksも月餅を販売しています。

ハーゲンダッツのアイスクリーム月餅は最高!!

超美味しいけど、高い!誰が買ってくれた超うれしい!

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Starbucksは甘いのですが、ブラックコーヒーと一緒に食べるといい感じになるように

味が作られていると思います。

 

さてさて、月餅の起源についてですが、諸説様々たくさんあるので、

今回のはあくまでその一つとしてお楽しみください。

 

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