香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

香港名物の看板!落ちます。そして戦いが。(香港看板事情)

香港名物の道に大きくせり出した「看板」。

「これって大丈夫?」と思っている人も少なくないと思います。

実は、大丈夫ではありません。

ちゃんと規制通りに設置されているものもあれば、違法なものもあるようです。

ちなみに落ちると人の命を奪う可能性も大いにあるので、それ用の保険もあるそうです。

 

つい最近「旺角(モンコック)にある違法に設置された看板が取れかけ(落ちかけ)、九龍側のメインストリートであるネイザンロードが7時間、通行止めとなりました。

大渋滞が起こり、バスやタクシーは大迂回を余儀なくされました。

 

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こで、これら業務の政府担当部門である「屋宇署(ビルディング署)」。

ここに違法看板のチェックと撤去を行う担当スタッフがいるのですが、もちろん「お前ら、何してた?!」という話になる訳です。

 

ここで、「ごめんなさい」と言って、事が収まるのではないのが、香港。

現れる戦う香港人。

担当部門は直ちに政府に訴えました。

「スタッフ数が全然足りない。一番多い時期には800人いたのに、今や600人にまで減っている。看板は増え、取り付け技術も上がっているので、それも常に勉強しなくちゃいけない。」

 

ご苦労されているんですね。

続いてこうなりました。

 

「ランチタイム中にストを起こさせてもらう。政府が人員を増やしてくれるのを同意するまでは戦う。認めてくれるまでは残業をしない。」

 

日本だと、現場の第一線で働く人がこんな事、言わないなぁ。。

でも、言ってくれないと私達庶民には分からない?それともプロがそんな弱音を吐くなんて、おかしい?言い方によるんでしょうね。

 

さて、結果はどうなったかというと、昨日、めでたく政府側に人員不足の現状を認られ、早速スタッフ募集をするそうです。

 

良かったですね。

 

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