香港デモ〜独立って考えないの？〜
学生リーダーの黄之峰（Joshua Wong)がTimeの表紙を飾りました。
前回書きましたが、子供だけでなく大人も動いています。
今日、台湾人の知り合い（ご婦人）に久々お目にかかりました。もちろん話題はデモの事。始めは「うちの娘が会社に通うのに、バスの停まる場所が変わっちゃって大変なのよ」などたわいのない話から始まりました。
そのうち「いつ終わるんだろう」と香港にいる（もしくは世界中の）人間が思っている話題にたどり着きました。
私が「昨日の話合いも流れたし、というか、話す内容もないですよね？どうしたってC.Y.は辞めさせられないし、選挙だって中央政府が許可するわけないし。」と。
台湾婦人は言いました。
「間違いないでしょう。どう考えたって無理。普通選挙だの、民主だのを本気でやりたいなら、独立するしかないでしょう。でも、できるわけないから無理。」
はっきりと言いましたね。。香港人から「独立」の二文字が出る可能性はゼロです。
なぜなら、既に中国の一部になる事が決まっていますし、香港経済は完全に大陸抜きでは話が出来なくなっています。
私「そうですね。経済もそうだけど、ずーっと植民地だったから、政治家もいないし、自分たちでコントロールできるとは思いません。」
台湾婦人「そこじゃないわよ。軍事力がないでしょう。やるなら軍事が基本でしょ。」
台湾婦人。さすがというか、どこまでも確信をつきます。
そう言えば、我が国もその件でずっと話合いが行われていますものね。
「今回のデモだって『平和』にやると言ってる時点で甘いのよ。」
確かに、そうかもしれません。世界中を味方につけた「紳士的」な態度は、デモの失敗要因になる可能性は非常にあります。
また私見ですが、今の状況では政府がデモ隊の要求を飲むとも思えません。
「新疆（ウイグル地区）なんかは元々人種が違うから独立だとか騒ぐのはわかる。けれどね、香港って元を正せば同じ中国人じゃない？だから独立とか言うのもおかしいのよ。となると、大人しく中国になるしかないわね。」
実は、中華系の人は良く言います。
「香港は中国だったんだから、中国に戻ればいいんだ。」と。
香港人は自分たちが「中国人」と分かっているからこそ、「独立」の二文字は口に出さないかもしれません。
（台湾は事情が違うので、ここでは突っ込まないで下さいね。婦人は「台湾だってグチャグチャよ〜とおっしゃってました。）
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