中毒性あり!? 港式奶茶(香港式ミルクティーの謎)
香港名物の飲み物と言えば、「港式奶茶(香港式ミルクティー)」があります。
どれだけ香港名物かというと、中国大陸で「 港式奶茶(香港式ミルクティー)あります!」と看板に書いてあるくらい、特別なのです。
濃厚なお茶とミルクの味は、やっぱり香港にしかありません。
何のお茶っ葉でできてるのかしら?と気になるところですが、ネットで検索すると「リプトン紅茶」と出てきます。
茶餐廳(香港式大衆食堂)だと、5~6種類のお茶っ葉を混ぜているところもあるようです。それはまさに「秘伝」ですね。
これをウンと濃いめにいれて、エバミルク(無糖練乳)を入れて出来上がり。
普通の牛乳ではなく、無糖練乳ですから既に濃厚です。これにお砂糖を入れましょう。
何ですか?カロリーが気になる??
そうですね、気になります。毎日飲むと、確実に太りますよ。
私は香港に来た頃、初めて飲んだとき、数時間後に動悸が激しくなりました。どれだけ、カフェインが強いんですか!
でも、すっかりクセになり、その後、一日少なくとも一杯は飲んでいました。飲まないと気が済まないのです。
これはひょっとして、何か入ってるんじゃないか?!と完全に依存症を疑いました。
でも、どうやら「港式奶茶(香港式ミルクティー)」は、やはり中毒性を備えているようです。
話は少し飛びますが、みなさん、「Super Size Me」という映画をご存知でしょうか?
監督が、人体実験ばりに一ヶ月間、3食の食事をマク◯ナルドで済ませると言う内容です。その結果、太りだすのはもちろんですが、肝臓を悪くし、イライラと情緒不安定も見られ、そしてマク◯ナルドを食べるとハイになる、食べないとイライラするという中毒症状のようなものも見られたのです。
その中で、医師による解説にこういう一説がありました。
「チーズに含まれるタンパク質にはモルヒネ成分があるのが分かっています。それに加え、中毒性のある糖分とカフェインがたっぷり入った甘い炭酸飲料。この最強の組み合わせに子供の脳が勝てる訳がありません。」
うん?ちょっと待って下さい。
チーズはないにしても、カフェインと糖分が合わさると、最高のコンビネーションのような言われ方を映画の中ではしていました。と、言う事は、港式奶茶だって一緒じゃありませんか!たっぷりの砂糖にきついカフェイン。
(この世には「カフェイン+お砂糖」の組み合わせなんて数えきれないほどありますが。)
日本にいる間、ほぼお茶しか飲んでいなかった私には刺激が強かったようです。
飲む日を毎日から二日に一回、三日に一回と少しずつ開けていき、今はあまり飲まなくなりました。
しかし今や、少し飲んだところで、ビクともしません。慣れとは恐ろしいものです。普段はすっかり飲まなくなった港式奶茶ですが、肌寒い季節になると恋しくなります。そんな季節まで後1、2ヶ月と言ったところでしょうか?
香港の秋は、気温が下がる事よりも湿度が下がる事。今年は例年より早く下がり、爽やかな心地がします。今年は奶茶の季節が早く訪れるのかもしれません。
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