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三井物産の香港会社がオープン!事務所は誰もが知るあの場所!

新しい日本の貿易銀貨を広く流通させるために政府に協力することになった三井物産。こちらも着々と準備が進み、明治11年(1878年)8月17日に香港会社が正式開業しました。

 

開業場所は「畢打街7號(7 Pedder Street)」、Google Mapで調べるとセントラルにある高級ショップばかり入ったモール「LandMark(ランドマーク)」でした。あそこは今も昔も一頭地。いい場所に出たんですね。

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ランドマーク外見



実は当時、開業したのは三井物産だけでなく、「広業商会」という会社も同じ年の11月に香港会社をオープンしています。私たちのほとんどが「広業商会」という会社名すら知りませんが、この会社は長崎県の笠野雄吉さんが経営する貿易会社で主な取扱商品は北海道の海産物だったそうです。政府の意向により経営されていた会社だったらしく、当時は三井物産を凌ぐほどの大きな規模だったようです。ただ1890年には政府の意向により閉鎖となりました。

 

「広業商会」は残念ながらどこに事務所を構えたのかは記されていません。

 

 

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