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【香港:Mount Davis Path】日本軍の幽霊が出る心霊スポット

香港には日本軍の幽霊が出るというスポットがいくつかあります。

その中でも有名な場所に、香港島の西にある「Mount Davis Path(マウント・デイビス・パス)」があります。ここは第二次世界大戦時代の遺跡「砲台跡」が何箇所にも残っています。山は標高269mほどの低い山ですが、登って行く道すがらに幾つか砲台跡があり、頂上には砲台跡だけでなく、爆弾を保管していたと思われる建物、キャンプができる空き地などがあります。

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Mount Davis Path-爆弾格納庫

今は緑が豊かで海が望め、静かでキャンプも楽しめる場所ですが、ここは第二次世界大戦争時代の1941年12月、日本軍が攻めてきた時にイギリス軍との激しい戦いが行われ両軍共多くの死者を出し、また1945年に日本が負けたとわかった時に日本軍が集団自殺したと言われています。

 

幽霊の目撃話の有名な話をご紹介します。

この戦場跡地は、サバイバルゲームの場所として人気スポット。

ある日、サバイバルゲームを楽しむAさんが、砲台跡に隠れていました。時間は夜、暗視スコープであたりを見回していると、突然大勢の人影が見え、驚いて肉眼で確認すると何も見えません。何か見間違いかと思いましたが、あんな大勢の人がいたら、見えなくても気付くだろうと不思議に思ったAさんがもう一度暗視スコープで見ると、その人たちは第二次世界大戦時代の日本軍の軍服姿を着ていました。

 

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Mount Davis Path-爆弾を砲台まで運ぶ道(?)

また別の日、サバイバルゲームを楽しむBさんは空気銃で打っていました。敵一人が近くにいると感じたBさん、その方向に向かって打ちまくります。ただどうもただならぬ雰囲気を感じよく見るとその影はぼやけており、空気銃の弾がその体を通り抜けていきました。「幽霊だ!」と気づいた時はすでに遅し、その幽霊は憤り、Bさんを追いかけてきました。Bさんは慌てて山を駆けおりますが後ろから追いかけてくる気配を感じます。

 

「どうしよう。やばい、やばい!」

Bさんがバンカー(防御陣地)に来た時、突然耳元で「こっちにおいで、助けてあげる」と声がして声がした方を振り返ると、打ち捨てられた神様の像が数十体ありました。すぐその神様の像の後ろへ身を隠すと、追いかけてきた気配が消えていきました。

 

Bさんはすぐ仲間たちへ電話し、すぐに下山。仲間に話をすると、他の2名もBさんと同様の「敵」を目撃しており、またメンバーの中には「整列している日本軍」を見たと言いました。

 

こんな話が言い伝えられる「Mount Davis Path(マウント・デイビス・パス)」。まだ異国の地に留まっている日本軍の魂には日本へ帰ってもらいたいと、切ない気持ちになります。

 

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