日清(甲午)戦争の展示に想う
香港海防博物館で、日清(甲午)戦争の特別展示がありました。
展示物には結構、日本の物があり、正直驚きました。
日本で発行された風俗雑誌(戦争の様子が書かれている)、日本軍の制服、明治天皇の肖像、日清戦争の様子を書いた記者の手記。
手記を見ていると良く出てくる言葉が「毎日戦争」「砲撃」「沈没」「即死」「重傷」。傷つくのに、日本も中国もありません。
日本でもこんな展示してるのかなぁ。今まで気にしていなかっただけかなぁ。。事実として、淡々と紹介する展示があってもいいと思うのだけど、こんな事するとややこしい事になりそう。。
下記は、日清戦争が終わったという明治天皇の詔。総理大臣は伊藤博文。
こういう展示をすると「日本はまた戦争を起こそうというのか!」とか言い出す人が出てくるのかなぁ。。こういう事を日本人が知らず、外国人が知っているというのは非常に恥ずかしい。
海外に住んでいる日本人は特に、きっちり事実を把握し、自分の意見を持ち、必要な時には揺るぎなく発言をできるようにしないと、と思いました。もちろん「自分なりに」ですけど。
戦争は百害あって一利なし。
人々が肉体的にも精神的にも傷つけあって、終わった後もいがみ合い。これほどネガティブな物しか生み出さない行為はないと思います。
「許す強さ」を双方が持ち合わせることができれば、と思った新春でした。
↑ポチッとよろしくです。