香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

野良牛事情@香港

光陰矢の如し。

一年が終わろうとしています。今年も皆様、ありがとうございました。

 

そんな年の瀬に、香港の大自然を満喫するハイキングに行ってまいりました。

 

そこで、出会うのが「野良牛」。

日本でもなかなかお目にかかれません。大都会、摩天楼だけの香港かと思いきや、

母なる大地、大自然も満喫できる香港はやっぱり魅惑のエリア。

 

お恥ずかしながら(?)、野良牛を間近で見るの初めてだった私。

ある事に気づきました。

 

「耳に黄色いタグがある子とない子がいる」と。

 

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*黄色いタグがある子(分かりづらいな、左耳にあるのです)(上)

*タグがない子(下)

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勝手に「タグがある子は戸籍あり。ないこは戸籍無し」なんて思っていたのですが、気になって調べた所、とあるサイトから力強いメッセージが発せられていました。

 

「流浪牛隻絕育行動」 by 愛護動物協会

日本語)浮浪牛、避妊手術運動 by 動物愛護団体

 

「野良」の中国は通常「野」とか「野生」と言う単語を使います。ですので、野良牛は「野牛」とか「野生牛」とか。

動物愛護団体は、「流浪」を使っていますが、この単語には「さすらう」とか「浮浪」とかネガティブなニュアンスが大いにあります。

 

動物愛護団体によると、現在、野良牛は約1,000頭。

香港野良牛の起源は、30年ほど前にさかのぼるそうです。その頃から香港の畜産業が段々と衰退していき、廃業した所が牛の処理に困って捨てちゃったそうです。普通、捨てないと思うんですけどね。目立つぢゃありませんか。(目立たなきゃいいと言う問題でもありませんけど)

 

従って、動物愛護団体が「開発が進んでいる香港では、人と牛が出会うケースも増えているし、交通の邪魔になるし、第一うんちの処理がたいへーん!!!」という事で、これ以上、野良牛を増やさないよう、去勢&避妊を実施中。手術が施された牛には黄色いタグが耳に付けられていると。

 

なるほど!

確かに黄色いタグがなかったペア牛の横に可愛い子牛がいました。可愛くって近づこうかと思ったけど、親牛に起こられそうだったから自粛。

 

あの子達もいずれかは手術されちゃうのかなぁ。。そうすると、いつかは野良牛は香港の伝説になっちゃうかもしれませんね。

やっぱり香港おもしろーい!!

 

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