香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

香港普通選挙と鹿と馬(馬鹿ではないです)

香港「真の普通選挙」を求める活動は今も続いています。

さて、真剣な、大変真剣なテーマのはずなのですが、

いつもどこかユーモラスにしてしまうのが香港人の国民気質なんでしょうね。

 

今回は立法会(立法審議会)で「馬」の文字が書かれた鹿の紙が持ち込まれました。

これは中国の四文字熟語「指鹿為馬(鹿を指して馬とする)」をもじっています。

 

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これは権力を背景に事実を歪曲すること、白を黒にしてしまうこと、を指します。

 

香港政府が4月に「とりあえずやってみよう(袋住先)」と差し出した

普通選挙の草案は,結局はごく一部の人しか立候補ができず、

その立候補者も事実上、中国寄りの人しかできないんじゃないか?と

疑問を持たざる得ない内容となっていました。

 

シリアスなはずなのに、このユーモア。

真剣なのは分かっていますが、どこかのんびりとしたものを感じてしまいます。

これが長く続ける秘訣なのかも??

 

頑張っても変わらない事はあるけど、何もしないと絶対変わらない。変えられない。

そう思って、香港人は頑張ってるんだと思います。

 

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