香港、小さな場所だと思いきや。

香港の過去や現在を、斜め上の視点で観察。

香港デモ(用語集②)

香港のデモ用語ですが、たった一夜の出来事で以前とは違う意味になる事もあり、その目まぐるしい変化に住んでいる人間でもついていくのがやっとです。

 

ましてや日本の皆様には何の事やらさっぱり?と言う事も多いと思います。用語集第弐弾を作ってみました。

 

青いリボン

前回も書いたが香港警察を代表する色。

催眠弾事件後も数日は「警察もお疲れ様」と同情的な空気があり、悪い意味はなかった。

しかし突如、組織された「ブルーリボン」隊。

ブルーリボン隊はお金で雇われた人達。HKD200-300程度で集められ、場を混乱させる事ができたらHKD1,000を支払われた。(詳しくは、前ブログを参照)

また、警官が民衆の振りをし、街に紛れ込んでデモを行っている市民を攻撃するなどの傍若無人振りに警察の信用はすっかり地に落ちた。(別途、詳しくご説明します。)

 

下のチラシ

「青いリボンを付けている人達とは距離を保って下さい。」

「周囲の人は証拠作りのために録画をお願いします。」

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左膠(ジョーガウ)

「左膠」は本来ネット上ので言葉で「左に寄りすぎる人」「売国奴」と言ったニュアンス。今回のデモでは街のあちこちにこの言葉が飛び交っているが、「スパイ」の意味で使われている。本来は「左派」と言う言葉があり、これが「左翼」の意味。香港で「左翼」というと親中派を指す。

 

下のチラシ

「スパイ出没注意」

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遮打革命(Umbrella Revolution)

Umbrella Revolutionの別名。「遮(ジャ)」は「傘(ジェ)」の意味、「打(ダ)」はC.Y.梁を「打ち」取る、決心を表明したもの。

また香港セントラル(中環)に「遮打道(Chater Road)」と言う道があり、今回のデモでは主要デモ地帯とはなっていないが、セントラルにおける主要道路であり、金融が集まる道の一つということで、韻を踏ませている。

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